目的と方法の逆転
今回のテーマの副題として目的と方法の逆転に気を付けようです。
例えば、勇者の目的は何でしょうか?これはもちろん物語によって異なりますが、基本の王道は魔王を倒し平和を取り戻す事ですよね。
ここでは目的はあくまで平和を取り戻す事です。魔王はその過程にある事ですね。
これを自分の日常に当てはめてみるとどうでしょうか?私の体験から考えていきます。
病気とは
私は22歳の時から1型糖尿病を患っていて、毎日毎食、インスリンを打っています。そのインスリンを使うのが目的ではなく、本当の目的は健康を維持するため、家族のためです。
健康コーチングでおこなうアプローチとしては、
「何のために治したいのですか?」と質問します。
- 病気を治しておいしいもの食べに行きたい
- どこか遊びに行きたい
- 家族と一緒に旅行したいなど
病気を治す事は目的達成の為の過程であり、さらにその先があると言う認識がとても大切でこれからの生き方に影響を与えるものとなっていきます。
仕事とは
あなたにとって、今就いている仕事の目的は何でしょうか?仕事自体が目的でしょうか?そんな人もいますが、基本的には生活のためではないでしょうか、では仕事に目的観(存在意義)を持たせてみるとどうでしょうか?
- この仕事を通して、何を成したいですか?
- どんな事に活用できますか?
- この仕事と私はどんな関係を持ちますか?
今あなたが従事している仕事は仕方なく就いている仕事かもしれません。しかしそこに目的観(存在意義)を持つという事は、自己肯定感を高める事につながると私は思います。それは今置かれている場所で頑張っている私を認めてあげると、これから先の場所でも目的観を持ち取り組む事が可能となっていくと思います。
普段の私の仕事は交通誘導系の警備の仕事についております。この仕事はほぼイメージ通りの仕事です。そこに目的観(存在意義)を持たせるとどうでしょうか?
警備の仕事を一言で言うと、街のインフラ整備をするのに必要不可欠な存在だと考えます。工事のある所には必ず警備員がいるし警備がいないと仕事も出来なくなります。普段当たり前のように使ってライフライン、通信、道路に至るまで必ず誰かが工事し繋ぎ、補修しています。このような意味で存在意義のある仕事です。
まとめ
普段私たちは、目の前の事だけに注目しがちですが、本来意識する事は今は目に見えない未来の事です。本来の私の目的を常に意識して潜在意識に落とし込んでいくとそれが習慣になってより目的達成しやすくなっていきます。
私にとっては、コーチングは幸せになるための1つの過程であり手段です。
人が人生をより幸せになるための手段は無限にあると言いても良いでしょう。つまりあなたに合った方法があるという事です。
もしあなたが幸せになっていく1つの手段、方法としてコーチングが選択肢に入れて頂ければ幸いです。